心理カウンセリング事例失敗インナーマザー

【質問】

心理カウンセリングの事例についてです。

6歳の娘さんが夜になるとパニックで泣き叫んだりするので眠れない、というお母さんのクライアントさんでした。

初回のカウンセリングでは、夫は子供好きではあるものの、短気ですぐカッとなる性格なので、子育てについてはあまり相談できないこと、娘さんは小学校に向けて毎日習い事をしているとのことでした。

母親から「来年から小学校なのに大丈夫？」と言われ、心配になってカウンセリングを受けに来られたようです。

初回カウンセリングでは、習い事が娘さんのストレスになっている可能性から習い事を減らすこと、娘さんへの関わり方を見直すことをお伝えし、継続カウンセリングで週に1回通うことをおすすめしました。

その時は「よろしくお願いします」と納得され、次回の予約をされて帰りました。

しかし、その後連絡もなく、クライアントさんが次のカウンセリングに現れることはありませんでした。

なにがいけなかったのでしょうか？

【回答】

【結論】

母の言葉に振り回されるインナーマザー

【解説】

心理カウンセリングにおいて、子どもの夜泣きや不安の問題は、表面的な症状以上に深い意味を持つことがあります。

この事例では、6歳の娘さんの夜のパニック症状が、実は家族全体のダイナミクスや母親自身の内面的な課題と密接に関連している可能性を示しています。

私自身もインナーマザー的アプローチを知る前は、母親クライアントさんの子育ての悩みがどこからきているのか分かっておらず、直接的なアドバイスで失敗した経験があります。

インナーマザーの影響を受けているクライアントの中には、無意識に「子育てとはこうあるべき」という極端な思い込みを抱えている方も少なくありません。

この思い込みは、子どもの個性や実際のニーズを無視して、過度な期待や圧力をかけてしまう原因となることがあります。

通常であれば、子どもの反応を見て方針を変更したり、他の親との交流を通じて自身の子育て方法を見直したりするものですが、インナーマザーの影響が強い場合、そのような柔軟性が失われがちです。

特に、現在も実母が子育てに干渉している場合、この傾向が顕著に現れることがあります。

この心理カウンセリングの失敗事例から学べることは、クライアントの内面にある無意識の思い込みや、家族関係の複雑さをより深く理解する必要性です。

表面的な問題解決策を提案する前に、クライアント自身の子育て観や、それが子どもに与える影響を慎重に見ていくことが重要です。

インナーマザーアプローチでは、クライアントの言動の背後にある無意識の行動パターンを探り、それが子どもや家族関係にどのような影響を与えているかを見ていきます。

この事例では、母親自身の不安や完璧主義的な傾向が、娘の夜のパニック症状に反映されている可能性があります。

まずは、子どもに悪影響が出ているにも関わらず、なぜその子育て方法を変えられないのか、その方法を続けることで得られる無意識のメリットは何かを見ていくことが重要です。

インナーマザースクールで学ぶアプローチは、このような複雑な事例に対して、より包括的で持続可能な対処方法を提供します。

カウンセラーの成長を促しつつ、バランスを感じていくことで、子どもの健全な発達を支援することができるのです。

よかったら、クライアントさんの事例でも実感できる「インナーマザー体験」でお話しましょう。

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■ 　日本インナーマザー協会ご案内

■□ お客様の声　□■

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