心理カウンセリング事例失敗インナーマザー

【質問】

心理カウンセリングでの話です。

クライアントさんは、幼稚園年長さんの娘さんのお母様です。

来年から小学生なのですが、言葉がほとんど出ず、他の子どもたちと一緒に遊ばず、いつも部屋の隅で一人で過ごしているそうです。

このままだと小学校でいじめられてしまうのではないか、と心配で夜も眠れなくなってしまったと相談にきました。

お話を聞いて、まずはクライアントさん自身が心配しすぎないこと、心を整えることが大切とお伝えし、継続カウンセリングに申込みされました。

カウンセリングでは毎日、日記を書いて感情を吐き出すこと、瞑想の方法、お子様との関わり方のトレーニングなどをしました。

カウンセリングを続けているうちにクライアントさん自身が人間関係に自信がなく、ママ友づきあいもなくなってしまいました。

職場でもいじめにあったりしていたことから、娘さんに自分を投影し、過度に心配してしまう傾向があることにも気づけました。

また、お子様自身についても、一度心配なら検査などを受けてみることをお伝えしました。

しかし後日、クライアントさんの旦那様から連絡がきて「娘を病人扱いするな！

カウンセラーは適当なことを言って金を取る」などの暴言を受けました。

今でもトラウマとなっています。

クライアントさんは喜んでいたのに、どうしたらよかったのでしょうか？

【回答】

【結論】

ママ友がいないインナーマザー

【解説】

心理カウンセリングにおいて、子どもの言語発達や社会性の問題は、表面的な症状以上に深い意味を持つことがあります。

この事例では、幼稚園年長の娘さんの言葉の遅れと社会性の問題が、実は母親自身の内面的な課題と密接に関連している可能性を示しています。

私自身もインナーマザー的アプローチを知る前は、クライアントさんの悩みの背景が分からず、表面的な解釈で対処を行い失敗しました。

インナーマザーの影響を受けたクライアントの中には、無意識に自身の人間関係パターンを子どもに受け継がせてしまう方が少なくありません。

「人間関係はめんどくさい」「人間関係でいじめられる」というインナーマザーを持つ母親の子どもは、そのパターンを無意識に模倣し、人間関係を避け、グループに溶け込むことが難しくなる傾向があります。

また、「夫は頼りない」「子育ては女がするもの」というインナーマザーを持つクライアントは、夫とのコミュニケーションを制限し、重要な情報を都合よく共有しないことがあります。

この事例でも、夫の反応から、夫婦間のコミュニケーション不足が明らかになっています。

この心理カウンセリングの失敗事例から学べることは、クライアントの内面にある感情の動きや家族関係の複雑さをより深く理解する必要性です。

表面的な問題解決策を提案する前に、クライアント自身の人間関係パターンや、それが子どもに与える影響を慎重に対処することが重要です。

インナーマザーアプローチでは、クライアントの言動の背後にある無意識の行動パターンを探り、それが子どもや家族関係にどのような影響を与えているかを考慮します。

この事例では、母親自身の人間関係への不安や自信のなさが、娘の言語発達や社会性の問題に反映されている可能性があります。

まずは、クライアント自身の人間関係パターンに潜むインナーマザーの影響に意識を向けることから始めてみましょう。

この視点から、母親自身の成長と変化を促すことで、子どもの問題にも良い影響を与える可能性があります。

また、夫婦間のコミュニケーションを改善し、子どもの発達に関する情報や懸念を共有することの重要性も明らかになりました。

夫の理解と協力を得ることで、より効果的な支援が可能になるでしょう。

インナーマザースクールで学ぶアプローチは、このような複雑な事例に対して、より包括的で持続可能な対処方法を提供します。

よかったら、クライアントさんの事例でも実感できる「インナーマザー体験」でお話しましょう。

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■□ お客様の声　□■

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