心理カウンセリング事例失敗インナーマザー

【質問】

心理カウンセリングの質問です。

動悸や手の震えを訴えていたクライアントさんなのですが、ママ友関係で悩んでいました。

息子さんがスポーツ少年団のサッカーをやっていて、そのママ達の輪に入れない雰囲気だそうです。

すでにグループができており、お互い下の名前で呼び合っていたり、タメ口で話していて、一生懸命相槌などをうっているものの、自分だけ浮いている感じがしているとのこと。

その少年団では当番などもあり、全く行かないということができないようで、旦那様からも「頑張ってママ達と仲良くなれ」と言われており、とてもプレッシャーになっているそうです。

最近、サッカーのことを考えると、それだけで胸がドキドキしたり手が震えたりするとのことでした。

初回カウンセリングで、もともとコミュニケーションが苦手であること、少し神経質、考えすぎる、夫の言いなりである傾向が見られたので、クライアントの心を和らげる意味で「よくあることなので大丈夫ですよ。頑張りすぎずにいきましょう」と次回の予約をしました。

しかし次の日に「先生から否定されたことで傷つきました。次回予約はキャンセルします」というような内容のメールが来ました。

私としては否定したつもりもなく、何がいけなかったのか分かりません。

【回答】

【結論】

「頑張らなくていい」は、インナーマザーにとって猛毒です

【解説】

心理カウンセリングにおいて、ママ友関係の問題は、一見単純に見えて実は複雑な様相を呈する課題です。

この事例は、表面的には社交不安の問題に見えますが、その根底には、より深い心理的メカニズムが働いている可能性があります。

私自身、インナーマザーを学ぶ前は、頑張りすぎ傾向のある方に「頑張らなくていいですよー」とストレートに伝えて、失敗した経験があります。

インナーマザーの影響を強く受けているクライアントの中には、言動と行動が矛盾する母親のもとで育った方が少なくありません。

このような背景を持つ人にとって、「頑張らなくていい」という言葉は、逆説的に「もっと頑張れ」というプレッシャーとして受け取られることがあります。

さらに、被害者意識が強い傾向がある場合、「よくあること」という表現が「そんなありふれたことで悩んでいるの？」という否定的なメッセージとして解釈されてしまう可能性があります。

このような心理カウンセリングの失敗事例から学べることは、クライアントの内面にある感情の動きをより深く理解する必要があるということです。

表面的な言葉かけや励ましだけでなく、クライアントの過去の経験やインナーマザーがどのように現在の問題に影響しているかを慎重に見ていく必要があります。

インナーマザーアプローチでは、クライアントの言葉の裏にある真の感情や需要を理解することに重点を置きます。

「頑張らなくていい」という言葉の代わりに、クライアントの感情を受け止め、その苦しみを認識していることを伝えるような対応が効果的かもしれません。

心理カウンセリングの失敗を恐れるのではなく、このような経験をクライアントの内面をより深く理解する機会として捉えましょう。

インナーマザー体験を通じて、クライアントの内なる声を理解し、より効果的なサポート方法を学ぶことができます。

この事例は、表面的な問題解決策を提案する前に、クライアントの内面にある複雑な感情の動きをより深く理解することの重要性を示しています。

インナーマザースクールで学ぶアプローチは、このような複雑な事例に対して、より効果的で持続可能な対処方法を提供します。

これにより、クライアントの真の自己理解と成長を促し、より健全な人間関係の構築に向けて効果的なサポートが可能になるでしょう。

よかったら、クライアント様の事例でも実感できる「インナーマザー入門」でお話しましょう。

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■□ お客様の声　□■

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