心理カウンセリング事例失敗インナーマザー

【質問】

心理カウンセリングで失敗したケースです。

小３の娘がクラスで孤立しているとの相談がありました。

クライアントさんは30代女性です。

正義感の強い、繊細で優しい娘さんだそうです。

クラスの女の子のグループに入ろうと頑張っているそうですが、なかなかなじめないそうです。

登校も同じクラスの子が何人か集まっているようですが、声をかけても断られたそうです。

娘がクラスで一人ぼっちでいるのを想像しただけで、胸が張り裂けそうで…と涙していました。

初回カウンセリングでは、クライアントさんの過干渉や依存的で情緒不安定な傾向を感じたので、継続カウンセリングではクライアントさんの感情整理や幼少期について掘り下げようとしました。

2回目のカウンセリングでは、すっきりしましたと言っていたので、3回目も同じように過去について掘下げようとすると「私のことはどうでもいいんです！娘をなんとかしてください」と感情的になられ、そのまま帰ってしまいました。

いきなりスイッチが入ったようになったので驚いて、何もできませんでした。

【回答】

【結論】

娘は私、インナーマザー

【解説】

心理カウンセリングにおいて、子どもの対人関係の問題は、しばしば親子関係の縮図となることがあります。

この事例は、表面的には娘の孤立が問題に見えて、実は母親自身の内面的な課題が大きく影響している可能性を示唆しています。

インナーマザー的アプローチを知る前の私も、母娘の依存関係のメカニズムが分からず、失敗した経験があります。

インナーマザーの影響を受けているクライアントさんの中には、娘と自分の境界がなくなっている方が少なくありません。
特に毒親育ちの方、インナーチャイルドがいない、インナーチャイルドが嫌いという母親は、「この子は自分のようになってほしくない！」という感情が強く働いてしまい、現実と妄想が分からなくなっていることがあります。

母親自身のインナーチャイルドが娘と重なり、過剰に投影されてしまったり、恐怖心が蘇ってしまうこともあります。

このような状況下では、母親の過去の経験や感情が、現在の娘の状況に強く投影されている可能性があります。

インナーマザーアプローチでは、クライアントさんの言動の背後にある無意識の動機や目的を理解することに重点を置きます。

この事例では、母親自身の過去の経験や感情が、娘の現在の状況にどのように影響しているかを見極めることが重要です。

この心理カウンセリングの失敗事例から学べることは、表面的な問題解決策を提案する前に、クライアントさんである母親自身の内面的な課題や親子関係の複雑さを理解することの重要性です。

クライアントさんの根本的な変化を促すためには、インナーマザー的アプローチに基づいて母親自身の自己理解を深め、娘との健全な境界線を構築することが必要です。

インナーマザースクールで学ぶアプローチは、このような複雑な事例に対して、より深い洞察と効果的な対処方法を提供します。

インナーマザー的アプローチで母親の内面的な気づきを促すとともに、親子関係のパターンを見直すことで、より本質的で持続可能な変化を実現する可能性が開かれます。

まずは、「娘さんとの境界線」にフォーカスしてみることから始めましょう。

よかったら、クライアントさんの事例でも実感できる「インナーマザー入門」でお話しましょう。

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■□ お客様の声　□■

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