心理カウンセリング事例失敗インナーマザー

【質問】

心理カウンセリングで失敗してしまった事例です。

中学2年生の息子さんがいつもイライラしている、学校に行かない、虚ろな目をして元気がない、といった様子を心配したお母様からのご相談です。

息子さん自身は以前、スクールカウンセラーの先生に相談していたようですが、「カウンセラーなんて意味ない」と言ってやめてしまったそうです。

母親であるクライアントさんも、自分ではどうしたらいいか分からず、そのスクールカウンセラーへ事情を聞きに行かれたそうです。

すると、「正式にカウンセラーへ相談されたら、いかがですか？」とすすめられ、母親であるクライアントさん単独で相談に来たそうです。

初回カウンセリングでは、息子さんをどうにかしてほしいとの相談でしたが、まずはクライアントである母親が心配性で感情的、そして過干渉ぎみの傾向が見られたので、息子さんとの関わりの見直しや怒りのコントロール法などをお伝えしました。

しかし、後日「息子に殴られて骨折した」と連絡があり、その後音信不通になってしまいました。

自分のせいではないかと罪悪感が消えません。

【回答】

【結論】

インナーマザーをあおる実母

【解説】

心理カウンセリングにおいて、親子関係の問題は一筋縄ではいかない複雑さを持っています。

表面的には子どもの問題行動に見えても、その根底には家族全体の問題が複雑に絡み合っていることがあります。

この事例は、実はより深い家族システムの問題を示唆している可能性があります。

私自身、インナーマザーカウンセリングを知る前は「感情が爆発する」メカニズムが理解できておらず失敗していました。

インナーマザーの影響を強く受けているクライアントの中には、実母からの支配に気づいていない方も少なくありません。

表面的には「友達のような母娘関係」や「仲の良い母娘」を装いながら、実際には母親が娘の問題に過度に介入することで自己の存在価値を確認しているケースがあります。

このような状況下では、娘（この事例では母親であるクライアント）は無意識のうちに母親に操作され、その抑圧された感情が予期せぬ形で爆発することがあります。

特に注意すべきは、その感情の矛先が実母ではなく、恋人だったり友人だったりしますが、成人後の場合は子どもや配偶者に向けられることです。

この心理カウンセリングの失敗事例から学べることは、表面的な問題解決策を提案する前に、家族等全体の関係性をより深く理解する必要があるということです。

特に、問題をあおっている可能性のある人物の存在を慎重に確認することが重要です。

インナーマザーアプローチでは、クライアントの言動の背後にある無意識の動機や、家族システム全体の機能を探ることに重点を置きます。

まずは、問題に関わっているすべての人物を洗い出し、それぞれの役割や影響を分析することから始めます。

この事例は、表面的な親子関係の問題の背後に、より複雑な家族力学が存在する可能性を示しています。

インナーマザースクールで学ぶアプローチは、このような複雑な事例に対して、より効果的で持続可能な対処方法を提供します。

よかったら、クライアント様の事例でも実感できる「インナーマザー入門」でお話しましょう。

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■□ お客様の声　□■

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